インクラインの痕跡と上部軌道の残り香を…
入谷駅から相模川への探索を終え、小田急座間駅方面への探索を進めます。
県立座間高校を過ぎた先には古めかしい商店が残っていました。
丸ポストも健在…ですがこれって意外とあちこちで残っているので実際あんまり…ですよね
商店を過ぎた先で小道が分岐しています。河原の低地から台地に上って行く坂道です。
左側に進み、コミュニティバスのバス停があった所にインクラインへの積み替え場があったと思われます。ここまで下部軌道のトロッコで運ばれてきた砂利は積み替えられ、上部軌道を経て新座間(座間)駅へと向かいました。
これといった痕跡はないので先ほどの分岐に戻り、私も台地に上っていきます。
見下ろして一枚。
ちょっとした切通っぽくなってきました。
(現在地)
インクラインがあったであろう跡地は鬱蒼とした木々の中に埋もれています。
って!!!!!
じっくり見渡すとそこには古レールが一本突き刺さっていました。サイズ感からしてこれは明らかに軌道もしくはインクラインで使用されたレールです。まさか具体的な遺物がここに来て現れるとは思いもしませんでした。
木々の奥にはちゃんと?平場まで残っていました。ここはほぼ間違いなくインクライン関連のスペースであったでしょう。
さて、座間駅の方へと近づいてきました。
小田急線と平行に通るバス通りを進みます。
(現在地)
再び路地へと入り、インクラインの上部出口へとやって来ました。この画像右奥から上がってきたはずです。
うーん?
お、
…ちょうど先ほど見た平場とここが一直線上であることが確認できました。
短距離で勾配を稼ぐためのインクラインはここで終わり、ここから座間駅までは再度軌道(上部軌道)となります。この路地が廃線跡に当たるはずです。
木々の隙間からは歩いてきた川原が見えました。
ごくごく普通の住宅街の路地といった感じで、特段引っ掛かる様なものはありません。
この区間を振り返って一枚。
その先では軌道跡=路地ではなくなります。ちょうどのこの緑色の建物が軌道跡です。不可思議な用地の傾きが見られたお陰で、むしろ路地よりもはっきりと軌道の雰囲気を読み取ることができました。
その先はもう座間駅前となります。
(現在地)現在のホームからの様子。この後はそのまま、小田急線で帰投しました。
次回の「その5」では、残る痕跡と路線の変遷について軽くまとめて、終わらせようと思います。
【その5】に続く
坂の上
(←前回の記事)入谷駅から相模川への探索を終え、小田急座間駅方面への探索を進めます。
県立座間高校を過ぎた先には古めかしい商店が残っていました。
丸ポストも健在…ですがこれって意外とあちこちで残っているので実際あんまり…ですよね
でんわ でんぽう
商店を過ぎた先で小道が分岐しています。河原の低地から台地に上って行く坂道です。
左側に進み、コミュニティバスのバス停があった所にインクラインへの積み替え場があったと思われます。ここまで下部軌道のトロッコで運ばれてきた砂利は積み替えられ、上部軌道を経て新座間(座間)駅へと向かいました。
これといった痕跡はないので先ほどの分岐に戻り、私も台地に上っていきます。
見下ろして一枚。
ちょっとした切通っぽくなってきました。
(現在地)
インクラインがあったであろう跡地は鬱蒼とした木々の中に埋もれています。
って!!!!!
じっくり見渡すとそこには古レールが一本突き刺さっていました。サイズ感からしてこれは明らかに軌道もしくはインクラインで使用されたレールです。まさか具体的な遺物がここに来て現れるとは思いもしませんでした。
木々の奥にはちゃんと?平場まで残っていました。ここはほぼ間違いなくインクライン関連のスペースであったでしょう。
さて、座間駅の方へと近づいてきました。
小田急線と平行に通るバス通りを進みます。
(現在地)
再び路地へと入り、インクラインの上部出口へとやって来ました。この画像右奥から上がってきたはずです。
うーん?
お、
…ちょうど先ほど見た平場とここが一直線上であることが確認できました。
短距離で勾配を稼ぐためのインクラインはここで終わり、ここから座間駅までは再度軌道(上部軌道)となります。この路地が廃線跡に当たるはずです。
木々の隙間からは歩いてきた川原が見えました。
ごくごく普通の住宅街の路地といった感じで、特段引っ掛かる様なものはありません。
この区間を振り返って一枚。
その先では軌道跡=路地ではなくなります。ちょうどのこの緑色の建物が軌道跡です。不可思議な用地の傾きが見られたお陰で、むしろ路地よりもはっきりと軌道の雰囲気を読み取ることができました。
その先はもう座間駅前となります。
座間駅の入り口までやって来ました。
駅前にはホームに沿って長い駐車場があります。おそらくはここが砂利軌道終点のヤード跡でしょう。
(現在地)
次回の「その5」では、残る痕跡と路線の変遷について軽くまとめて、終わらせようと思います。
【その5】に続く
コメント