電線の名前に記されていた「鉄道支」の文字。推測している路盤と共にその電線を追っていきます。

電柱を追う

 前回、これといった情報も無かった私の目に、急に飛び込んで来た「鉄道支」電柱。今回はそれを追いかけながら、ペースを上げて進んでいきます。
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電柱が置かれていた怪しげな用地を抜けた先は、線形に沿う形でフェンスが置かれています(草まみれですが)。
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明確な敷地然としたものは消え失せましたが、妙なスペースが歩道に並行しています。
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そしてその上の電柱には必ず「鉄道支」の文字。
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最初の擬定曲線地点です。写真奥が埠頭で、右手前側方面に曲がっているという推測と、フェンスの配置が一致していました。
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曲がり切ったところで、痕跡を探しながら次の擬定カーブ地点へ進んでいきます。
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道中に立っている電柱を調べてみると…
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曲がった先の電柱にも「鉄道支」線の文字が刻まれていました。
推測しながら歩いている路盤とここまで一致してくると面白さが…というよりもう快感に近いものがこみ上げてきます。
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フェンスの向こう側の敷地と、こちらの歩道を足すと、路盤の幅になっているような気がします。
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しばらく進むと千葉港港運会館が見えてきます。そしてその手前の食堂の駐車場?スペースに奥まった場所を見出しました。
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見えにくいですが、丁度この二か所に境界柱が埋まっていました。境界柱自体はガス管についてのもので、鉄道に直接の関連性がある様には思えませんでしたが、その用地の幅にはやはり鉄道の匂いを感じるような気がします。
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千葉港港運会館の奥から見た様子。
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さてここからはいかにも怪しげな2箇所のS字カーブ区間に差し掛かります。
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まずは手前(埠頭側)の左カーブです。ここは植え込みのあるあたりが凄い怪しい…と感じる程度のもので、実際に何かしらの痕跡のようなものがあるわけではありませんでした。
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少し進んだ先にすぐ次の右カーブがあります。道路を渡っていなければならないので、パッと見では先ほど以上に痕跡はありません。
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しかしよくよく見渡せば、ここにも「鉄道支」線が付いて来てくれている事が分かります。
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さらに曲がった先では不可思議なフェンスの窪みが確認できました。
これってもう確定に近いのでは…?

続く