現在は近代的な橋上駅舎の薬園台駅。旧駅舎時代のかつては異なる位置に駅がありました。

旧:薬園台駅

 1947(昭和22)年12月27日、新京成線最初の開業区間として開業した薬園台駅。現在では3階建ての駅ビルを持ち、1面2線の島式ホームの橋上駅であるこの駅ですが、2000(平成12)年7月29日の駅移転までは、自動改札も水洗便所も無い駅でした。
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 現在の駅の様子。行き交う列車はすっかりピンクになりました。
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 移転前の駅付近の様子です。現在の駅から踏切を挟んだ反対側に対向式2面2線のホームがありました。
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 すこし進んだところ。当時はこのあたりで構内踏切によって上下ホームを結んでいました。
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 旧:新津田沼駅と同じように敷地は駐輪場になっています。やはり新京成が土地を保有しているからでしょうか。
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 薬園台2号踏切。最初の踏切(薬園台1号)とこの間に旧駅はありました。
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 奥に見えるマンションは新京成の管理する老人ホームで、かつての駅敷地と新京成バスの薬園台車庫跡地を再開発したものです。
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 旧駅から今の駅を眺めます。横の敷地の若干の広さがホームの在った感覚を呼び起こします(?)
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 最後に前原駅方面を眺めます。薬園台から前原のこの区間は新京成線内では比較的長距離を高速で走るので乗っていて気持ちが良いです。

探索終了。


本記事(連載の場合全編)での参考文献など(敬称略):
・Googleマイマップ「千葉県の廃線・未成線」
写真:特筆事項が無いものは本記事中(連載の場合全編)全て筆者/同行者による撮影
執筆:三島 慶幸