今回は比較的「人里」の周辺を探索しています。しかしその分、廃線跡に加え旧林道の廃道・現林道・河川・ダムなどが複雑に重なり合っています。

小坪井林用軌道(第一次)[0 1 2 3 4 5 6 7 補足 番外]
小坪井林用軌道(第二次)[0 1 2 3 4 5 番外]
小坪井林用軌道(第三次)[0 1 2 3 4 番外]
小坪井林用軌道(第四次)[0 1 2 3 4 5 補足 番外 ]
小坪井林用軌道(第五次)[0 1 2 3 番外]
小坪井林用軌道(第六次)[0 1 2 番外]
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前回見つけたキロポスト。直接の林鉄遺構ではありませんでしたが、とても印象深いものとなりました。
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探索時期は桜咲く春。小坪井の地にも美しく咲いていました。

水没隧道の出口を求めて

前の記事で軌道跡から脱出した我々は、水没隧道の出口を探すため片倉ダム湖周辺へと向かいました。
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落葉に足を滑らしたら即ダム湖というレベルのかなり急な斜面を進みましたが…
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水没隧道推定地点が見られる地点まで向かいましたが、ヒントを見つける事は出来ませんでした。
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片倉ダムの水位表です。水没隧道を探すにはまだ水位が深いようなので、ここの探索は水位が下がってからの課題になりました。

起点周辺の探索へ

ダム湖周辺では収穫がなかったのでここからは軌道起点と思しき地点の探索へと切り替えます。
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軌道起点と推定される地点まで道が伸びている(道が伸びているからこそ起点と推定できる訳ですが)ので、それを利用してアプローチしていきます。
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一次探索のラストでも通過した片倉ダムの本体である堤体上の道を渡ります。
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堤体のほぼ中央あたりから減勢工を眺めます。この減勢工の右手あたりに軌道が通っていたはずですが、まずは起点へと真っ先に向かいます。
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ダム本体である堤体の様子。竣工は割と最近の2000年の重力式コンクリートダムです。(ダムカード貰い損ねた…)
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ダムを過ぎ、笹川を渡る「新片倉橋」から下を見下ろすと、かつての遊歩道?のような跡がありました。
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新片倉橋を渡橋し、久留里街道(県道24号線)と合流したのちしばらく進みます。
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小坪井軌道の起点方面へ別れる道の分岐です。ダムやなんやらができる前まではこちらが本道(林道)の役割を果たしていたそうです。かつて軌道で運ばれた木材はこの道を通じて輸送されていたと思われます。
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道中にはなんとビニル管で建てられた鳥居が。最初見たときは思わずインチキかとも思いましたがこの周辺の集落の社である「千田原神社」のものでした。
さて、地図上で道が細い線になるところまでやってきました。
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地図の表記通り急に舗装が無くなり、道幅も細くなりました。
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集落から完全に離れ、林の中を進むと眼下に笹川が見えてきました。
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そして先ほど見たのとまったく同じような電柱が立っていました。やはりここも林道(であった)のようです。
起点があると思われる川に突き出た平場へとやってきました。
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杉林の中の開けた轍を進んで笹川の畔まで出てみます。
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すると一軒の廃屋を発見。場所が場所なのでもしや林業、さらには小坪井軌道に関係したものでは???と駆け寄ってみました。
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建物の中身は期待したようなものではなく、柱が崩れてしまって危険な状況であるため進入はできませんでしたが、外から様子を見た限りではただの一般家屋でした。
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本来の役割の林業から見放されても綺麗に並ぶ杉林。ここから関東各地へフレッシュな花粉が配送されていきます。(おい)
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笹川が見えてきました。起点周辺に到達です。
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ここにはビンなどのゴミが点々としていますが、イマイチ年代が特定できるような物はありませんでした。軌道関連というより先程の廃屋関連と考えるのが自然でしょう。
軌道起点」としての証拠がないものかとウロウロ歩き回っていると…
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なにかが足に躓いたぞ?
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なんかコンクリ埋まってる…
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なんとコンクリ製の縁石のようなものが埋まっていました。写真で倒木を支えているものがその全貌です。林業については全くの勉強不足のため確定はできませんが、貯木している木材を支えたり固定した土台、もしくはそれらの一部ではないかと推測しています。
これより下流に軌道の跡が無いかなどを確認しつつ起点・貯木場をぐるりと一周し、いよいよ本題の軌道跡探索を開始します。
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まず最初に飛び込んできたのはこの景色。うおお…この感じはもろ軌道跡…The 軌道跡!
小坪井軌道を探索してきて一番「路盤跡」と分かりやすい場所です。(そりゃ今まで木製桟橋ばっかりだったから)
軌道が始まった!

続く
(※他ブログへ飛びます。)