ついに三回目となった房総の林鉄探索。今回からは未だ手を付けていない「田代林道」沿いの廃線跡を探していきます。
未踏の「田代支線」を目指して

これまで探索を続けている「小坪井林用軌道」。先駆者の方や探索の結果から得られた情報をまとめると、おおむねこのような路線図であろうという事を前回紹介しました。

そしてこれまでの第一次・第二次探索での訪問地がおよそこんな感じです。主に小坪井沢を中心に探索してきたので、今回からの探索は田代川を上っていく「田代本線(仮称)」系統にいきます。

第一次探索での歩行距離を考慮すると、我々の技量では田代本線のこの長さを一日で回り切れるか怪しい…と考えていたそんな時、田代川の支流に伸びていたのではないかと考えられている「田代支線(仮称)」について、探索を行った記録が現在(この記事の公開現在)、インターネット上に無い事に気が付きました。

(例によって今回の記事も同行メンバーである「ばか者」氏との共作リレー記事(※)となっています。※したがって当記事の【その1】以降の奇数番記事は、ばか者氏のサイトに投稿されます。当サイトでは偶数記事を担当、交代で執筆します。)
探索開始

千葉駅から高速バス「カピーナ号」で小坪井へのゲートである君津ふるさと物産館まで向かいます。
今回乗車したバスは日東交通の受け持ちの便でした。
(袖ケ浦200か 10-69 三菱ふそうエアロエース (型番、年式見忘れました…))

バス停周辺を含め今回の記事部分は1番最初に紹介している場所と重なるので部分部分で割愛していきます。さて、いつものミニストップへ…

今回はホットスナックでは無く「丸ごとプリンまん」というものを買ってみました。

さっそく「いつもの」ルートで歩行開始です。今回は距離が短いのであまり急がずここまでやってきたため、10:50 出発と相成りました。(行きのバスが異なっているのはこのためです。)


反対側の上流方向。相変わらず綺麗な景色です。

林道の新旧が合流する地点に着きました。

ここから先しばらくは軌道跡と林道が一致し、いかにもそれっぽい道が続きます。
旧式の電柱が1本だけまだ踏ん張っていました。
ちなみに奥にぽっかり空いて見える穴は房総特有の川廻しの穴です。

11:08 無名の橋に到着。



今回探索するのは「田代川」に沿って伸びている支線なので橋は通らず、下の川(これが田代川です)を沿うように進んでいきます。ここからは軌道跡と林道が離れるという事で、軌道跡を捜索すべく橋の横から川へと降下していくと…
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