ヅウタ隧道(田代第一隧道)の北口はダム湖に沈んでいない…?

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・第一次探索[小坪井・本坪井沢]
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・第二次探索[片倉ダム・笹川]
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・第三次探索[田代川支流]
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・第四次探索[小坪井・田代川奥地]
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・第五次探索[田代川中流域]
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・第六次探索[ヅウタ隧道]
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 当サイトでは記事「小坪井林用軌道(小坪林道)第二次探索【その1】」においてその存在を執筆し、川面に顔を覗かせていた坑口を探索していた「田代第一隧道(ヅウタ隧道)」。“このトンネルの反対側の出口はダム湖”であると紹介していましたが、なんとその北坑口が現存しているとのこと。ならばとその坑口を目指して今回新たに探索していきます。

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遊歩道(?)を進むと、唐突に水がめと看板が設置?されていました。山火注意の横に水をためているのはそういう意図があってのことなのでしょうか?
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三井物産のホーロー看板。状態は良く、叩くと乾いた金属音が心地よく響きました。しかしどうせなら確認したかった肝心の林班表記は読み取れません。
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(11:59)ここまで尾根を歩いてきましたが、そろそろ進路を北に変え、ここから北へ下る谷(ダム湖へ注ぐ沢の源頭部)を降下して隧道北坑口を探していくべき場所となっています。山の神から降りられそうな位置を探すこと5分弱でこの位置までやってきていました。
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三井物産の看板から先を見ると目的地方面に適した「Cの谷」がありました。パッと見ですが、ここから降下できそうなので、この看板と水がめ(?)を目印に降下することにします。
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相変わらずの杉並木です。花粉症の人には地獄でしょうか。
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ずいぶん降りてきました。こうして見ると中々の傾斜です。慎重に谷が始まるまで降下します。
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(12:02)谷の源頭部に到着しました。過去の探索よりも人里に近い場所ですが、険しさは遜色なさそうです。倒木も激しめです。
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Vやねん!
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途次、沢ガニを見つけました。カセットコンロと鍋を持っているので、昼ご飯に捕まえて茹でて食べようとしましたが、逃げられてしまいました。
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途中、なにやら人工的な鑿の跡がある岩場を見つけました。これは一体…?
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進めば進むほどV字谷の険しさが増してきました。いつ滑り落ちてきて自分が潰されるかと思いながら倒木を潜り抜けていきます。また途中からは水量もそこそこ増え、一枚岩の足元はとても滑り、まさに息をするような暇もないほど厳しい状況になってきました。
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(12:35)谷を降りること30分、唐突に目の前に入り江が現れました。
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そうです。谷を降り続けた結果、笹川湖(ダム湖)のほとりまで到達してしまったのです。写真左からもう一本の谷も降りてきており、ちょうど合流する出合いの地点です。
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これ以上先は進めません。やはり隧道の坑口は水没してるのでは?と疑いつつ、ここまで降りてきた谷を振り返ります。合流先の谷の方へ目をやると…
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穴が顔出してる!!!!!

さらに奥、向こうの谷の奥へ目をやると…
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もう一つ穴が開いてる????
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GPSが示す現在位置はここでした。ここは田代第一隧道の北口が十分に想定され得る場所です。
さて、この穴たちを詳しく調べていきましょう。

続く